制作の手引き
Chapter2 デザインを考える前に

印刷物には大体決まったサイズがあり、例えばJIS工業規格で定められたA列4番(A4:210 × 297mm)などがそれです。その他に印刷会社によって規定されているサイズがあります。当社が規定しているポストカードのサイズは100 × 148mmになります。印刷後、その規定サイズすなわち、『仕上がりサイズ』に断裁加工して納品いたします。

A判 B判
A0 841mm×1189mm A5 148mm×210mm B0 1030mm×1456mm B5 182mm×257mm
A1 594mm×841mm A6 105mm×148mm B1 728mm×1030mm B6 128mm×182mm
A2 420mm×594mm A7 74mm×105mm B2 515mm×728mm B7 91mm×128mm
A3 297mm×420mm A8 52mm×74mm B3 364mm×515mm B8 64mm×91mm
A4 210mm×297mm A9 37mm×52mm B4 257mm×364mm B9 45mm×64mm
ハガキ 100mm×148mm 名刺 55mm×91mm
50mm×91mm

用紙サイズ(断裁加工後の仕上がりサイズ)について

日本で使われる紙のサイズは大きく分けてA判とB判の2つの系列があります。仕上がりの例として、週刊誌がB5、単行本はA5とB6が中心でやや大型の雑誌はA4と多くがこのように作られています。


トンボ

当社で仕上がりサイズに断裁する際の『断裁位置』をきめる物がトンボです。トンボは四隅の線が2つ交差するように構成されていますが、内側のトンボを『内トンボ』と呼び、内トンボでコーナー同士を結ぶと仕上がり線(=断裁位置)が浮かび上がります。

断裁はオペレーターが数値入力して半自動的に行いますが、微妙なブレにより、断裁位置が若干ずれるおそれがあります。その時、断裁位置ギリギリまで文字や図形があると切れてしまうので断裁位置より内側3mmには、文字や絵柄が配置されないようにして下さい。

また、断裁位置より外側へずれる場合もあり、断裁位置丁度のレイアウト(『裁ち落とし』)のときに用紙の白部分が入ってしまうので、裁ち落としの場合、断裁位置より外側3mmまで地色や写真を伸ばすようにして下さい。この部分を『塗り足し(裁ちしろ)』と呼びます。


郵便はがきとして使用する場合、原則として『POST CARD』または『郵便はがき』が必要で、はがき等の定型印刷物には、印刷の形式や大きさ等に細かな規格があり、それに準じた上でデザインを決める必要があります。詳しくはこちら